山歩きやキャンプに出かけたくなる季節が到来しました。自然に触れて思う存分満喫したいところですが、「危険」な植物もあるので注意が必要です。中には、口にしたら死に至る身近な植物も……。アウトドアを安心して楽しむためにも、むやみに触れると「危険」な植物4選をご紹介します。
古くから栽培されるウルシに潜む強い毒性の正体
まずご紹介するのは「ウルシ」。名前を聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。「ウルシオール」という成分は非常に毒性が強く、近くを通るだけでかぶれてしまう人もいるほど。触れてはいけない植物としてよく知られています。
ウルシは漆の原料として山地などで栽培されている木です。傷をつけると白色の乳液が出てくるウルシは、葉は25~40cmの奇数羽状複葉で9~15枚の小葉が特徴です。

見分けにくく毒性も強いツタウルシの正体とは
同じウルシ科の「ツタウルシ」にも注意が必要。「ウルシ」と同じ成分「ウルシオール」を含んでいて、ウルシ科の中でも毒性が特に強く、触れるとかぶれてしまいます。
北海道から九州まで広く分布している「ツタウルシ」ですが、若木は「ツタ」と似ているため、誤って触れてしまう危険も。植物に詳しい人でも見分けが難しいといわれているので、安易に触らないよう注意が必要です。

公園や道端にも潜むキョウチクトウとイラクサの危険性
「危険」な植物は山の中だけではなく、生活のそばにもあります。公園や道路などにも植えられている「キョウチクトウ(夾竹桃)」は、葉の形は竹の葉に似ていて、高さが3~5mになる常緑樹。強力な毒は樹液を誤って口にしてしまうと死に至るほどで、枝や葉、花に触れると皮膚が炎症を起こしてしまいます。
身近なところでは、廃屋の周囲や畑の隅などで群生する「イラクサ」も要注意。高さ50cm~1mほどで、色は濃い緑色、卵円形の粗いギザギザした葉が特徴です。「イラクサ」は触れると皮膚がチクチクと痛み、時間経過とともに腫れてしまうことも。茎や葉にはたくさんの細い針のような刺毛がありますが、よく見なければ分かりません。硬そうなトゲがないため、安易に触れてしまわぬよう注意が必要です。

危険な「イラクサ」ですが、火を通すと刺毛は気にならなくなり、毒性も消えるので若芽は食べることができます。少しヌメリがありザラザラとした食感が特徴。食べる際は、専門的な知識を持った人と一緒に正しく調理しましょう。
山やキャンプ場だけでなく、意外に身近なところにも危険な植物は存在しています。アウトドアで活動する際は、危険な植物にも目を向けて自然を満喫してくださいね。

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