マタギとともに山で動植物を知り、巻狩を疑似体験する【三陸・大槌のジビエプロジェクト vol.04】

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まだ雪が残る大槌町・新山高原を探索

三陸のほぼ中心に位置する大槌町で知られる「大槌ジビエ」。『害獣』を『まちの財産に』を合言葉に、捕獲したシカを地域資源として活用し事業を行っているMOMIJI株式会社。その紹介記事に続き、MOMIJI株式会社のシカを中心としたジビエサイクルの考え方から生まれた「大槌ジビエツーリズム」より、三陸・大槌の自然を体感し、ジビエを通じて命を学ぶ体験プログラムをご紹介します。

その3つ目が「マタギのガイドによる雪山体験&足跡探し~ジビエに触れるジビエBBQ~」と題した雪山歩きのプログラム。

これは、大槌町の自然に魅せられ移住した人と、地域おこし協力隊員からなる若手チームが企画・同行する、狩猟と雪山の世界に触れるプログラム。メンバーは「大槌ジビエツーリズム」のリーダーでありハンターの大場さん、マタギ&解体士の松橋さん、そして野生動物調査員の小倉さんなど「大槌ジビエツーリズム」を支える中心メンバーです。

動物の足跡や山言葉を覚えてから出発!

集合場所の公民館の1室。はじめは小倉さんが、ホワイトボードに小動物の足跡を書いてクイズを出題。雪山に残る足跡はどのような動物が通ったのかを探る、重要な手がかりです。足跡を見て、動物の種類や体の大きさ、足の形、歩き方などがわかります。大きな肉球と爪がついているのがクマ、2本の蹄が目印なのはカモシカ、シカ、イノシシで、歩幅や足跡の深さでどの種類なのかを判断するなど、山での猟で必要な知識を学びます。

そして、松橋さんからは狩猟を生業とするマタギが使う「山言葉」のレクチャーがあり、クマ=イタズ、ウサギ=シガネ、小動物=ケラなどを覚えてから、クルマに乗ってまだ雪が残る新山高原へと向かいます。

新山高原は大槌町と遠野市との境にある高原地帯。山の中腹でクルマを降り、まずは神社へ立ち寄って参拝。神様に山に入る許可をいただき、安全祈願を行います。それからスタッフガイドのもと、徒歩で雪の残る山中へと入っていきます。

                                    

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