街中でよく見かけるようになった、ソールが驚くほど薄い靴に「あれは何だろう」と思ったことはないでしょうか。その多くは「ベアフットシューズ」と呼ばれる靴で、フラットで屈曲性の高い薄いソールと、足指が動かしやすい幅広のつま先を特徴としています。一般的な靴のようにかかとが高く作られていないため、裸足に近い感覚で足裏の感触が伝わりやすいのも特徴です。こうした特徴から、日常の街歩きだけでなくランニングやハイキングといった場面でも選ぶ人が増え、注目を集めています。
実際、地面の感触をどこまで足に伝えるかは製品によって大きく異なり、ソールの厚みが数ミリ違うだけで歩いたときの感覚は大きく変わるといいます。だからこそ、スペックの数値を見比べるだけでは、自分の足に合うかどうかを判断しきれないというのが正直なところではないでしょうか。とはいえ、複数のブランドを同じ場所で履き比べられる機会は、決して多くありません。
そんな数少ない機会が、2026年10月4日(日)、東京・隅田公園で開催される「BAREFOOT EXPO 2026」です。ベアフットシューズを中心に足もとに関わる18ブランドが集まり、試し履きをはじめとする体験を通して、自分の足と向き合う一日を過ごせます。
薄いソールとノードロップ構造が生み出す独特な履き心地とは
ベアフットシューズの特徴を整理すると、かかとからつま先までの高低差(ドロップ)がほとんどないこと、ミッドソールが薄く柔軟性に富んでいること、そして足の形に近いワイドなつま先を持つことが挙げられます。かかとが高く先細りのつま先を持つ一般的な靴とは対照的な設計です。こうした構造により、足指を使った本来の歩き方や走り方がしやすくなるとされています。
一方で、いきなり履き替えると、使い慣れていない筋肉に負担がかかることもあるため、短時間から慣らしていくのが基本とされています。普段の靴と同じ感覚でいきなり長時間・長距離を歩くのではなく、まずは短い時間から試すのが向いているといえそうです。
とはいえ、こうした特徴は数値やスペック表だけを見比べても実感しにくいものです。ソールの厚みやドロップの差は数ミリ単位で、実際に足を入れてみて初めて分かる感覚差だからです。自分の足に合うかどうかは、結局のところ履いてみないと分からないというのが、このジャンルの靴選びの難しさでもあります。そんな靴ごとの違いを一度に体感できるイベントが都内で開催されます。

試し履きから足の力を測る企画まで一日で満喫
2026年10月4日(日)、東京都墨田区の隅田公園そよ風ひろばで開催される「BAREFOOT EXPO 2026」では、会場に18の出展ブースが並びます。VIVOBAREFOOT、MERRELL、ALTRA、XERO SHOES、LUNA SANDALSといった欧米のベアフットブランドに加え、国産ベアフットシューズとして話題の「NEULO」や、日本ではまだ取り扱いの少ないブランドも並びます。シューズだけでなく、フットコンディショニングツールやアウトドアギアのブランドも出展しており、各ブランドのスタッフに直接相談しながら実際に履いて試せるのも、こうした場ならではです。

試し履き以外にも、足そのものを知る体験が用意されています。VIVOBAREFOOTのブースでは、さまざまな素材を敷き詰めた10メートルの道を裸足で歩ける体験のほか、靴を履いたときと裸足のときで着地や衝撃がどう変わるかを体感するワークショップも開催されます。XERO SHOESでは、ベアフットシューズを履く理由や足の構造から学べる立ち方・歩き方の講座を実施。ブースでは足裏の画像から接地の姿勢や指の向きを解析する「Ashiwill」も体験できます。このほかベアフットヨガや、YAMAPの「軽禅杖 UL ZEN POLE」体験も用意されており、自分の足と向き合う時間が一日を通して途切れません。
さらに、足の力そのものを測って競う2つの企画も開催されます。「足指力最強選手権」と「裸足バランス王決定戦」で、地面をとらえる足指の力や、裸足での安定した立ち姿勢を数値として確かめられます。自分の足指がどれくらいの力を出せるか、裸足でどれだけ安定して立てるかを知る機会は、日常ではまず得られません。どちらも予約不要で、当日その場で参加できます。
豪華ゲストによるステージトークと当日の開催概要をチェック
体験イベントだけでなく、「聞く・学ぶ」イベントも開催されます。特設ステージでは、3組のゲストによるトークを実施。YouTubeチャンネル『為末大学』でおなじみの為末大氏が、ランニングにまつわる質問に答える「為末大学質問コーナー」(11:00〜11:40)では、聞き手をSTRIDE ReMOV代表取締役の今井亮瑠氏が務め、動画と同じ空気感のまま屋外のステージで実演も交えて進行します。会場からの質問を受け付ける時間も設けられ、400mハードルの日本記録保持者で、シドニー・アテネ・北京と3大会連続でオリンピックに出場した為末氏ならではの視点が聞ける機会です。

13:30〜14:10には、元東京ヤクルトスワローズ投手の大下佑馬氏と、当時同球団のハイパフォーマンスディレクターだった阿部勝彦氏の対談「元プロ野球選手が語る「足」への気づき」が行われます。阿部氏が大下氏を指導する際に着目したのは「足」の環境だったといい、選手と指導者、双方の視点から現役時代や引退後を振り返ります。
14:30〜15:10には、ウエストランドの河本太氏とNewsPicks CMOの池田光史氏が登壇。ステージ上で河本氏の足の機能を最新機器で測定し、その結果をもとに足の健康を考えた靴選びをひも解きます。
出展ブランドは、VIVOBAREFOOT・YAMAP・MERRELL・NEULO・XERO SHOES・LUNA SANDALS・ALTRAなど計18ブランドです。
BAREFOOT EXPO 2026は2026年10月4日(日)9:00〜16:00、隅田公園そよ風ひろば(東京都墨田区向島1丁目3)で開催されます。入場は無料です。ただし一部コンテンツは事前予約制となっているため、参加したい体験がある場合は公式サイトで事前に確認しておくと安心です。雨天決行で、荒天の場合は公式サイトで開催可否が案内されます。会場に駐車場・駐輪場はなく、公共交通機関での来場が案内されています。
暑さが和らぎ、外を歩くのが気持ち良い季節になってきました。足本来の力を発揮し、外歩きをより快適にしてくれるベアフットシューズの世界を、この機会に体験してみてはいかがでしょうか。
■BAREFOOT EXPO 2026
開催日時:2026年10月4日(日) 9:00〜16:00
会場:隅田公園 そよ風ひろば(東京都墨田区向島1丁目3)
アクセス:東武スカイツリーライン「浅草駅」北口よりすみだリバーウォークを渡って徒歩5分
東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」より徒歩7分
都営浅草線「本所吾妻橋駅」A3出口より徒歩4分
入場料:無料 ※一部コンテンツは事前予約制
主催:BAREFOOT EXPO実行委員会(株式会社ストライド内)
公式サイト:https://barefootexpo.jp/

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