フィットネス、アクティビティのひとつとして一定の人気を誇るサイクリング。時にサイクリングは冒険心を掻き立て、挑戦する魂を揺さぶります。走行距離が長くなればなるほど波乱に満ち、数々の困難を乗り越えなければなりません。
TOMIさんとYOPIさん夫婦がロードバイクに関するさまざまな情報を発信する人気YouTubeチャンネル『tom’s cycling』では、「自転車で利根川サイクリングロード端から端まで走ってみた」と題した動画を公開し、夫のTOMIさんが約250kmの過酷なロングライドに挑む姿を届けています。1日がかりの大移動となる過酷な道中に、果たしてどんな試練が待っているのでしょうか。
晴天の渋川からペダルをこぎだすも序盤でパンクのトラブル発生
利根川は、関東の1都5県にまたがる日本最大級の河川。TOMIさんの挑戦は、群馬を出発し埼玉から千葉に抜けるルートです。午前9時、群馬県・渋川から過酷な旅がスタート。「行きたくなくなってきた」と苦笑しつつ、久しぶりのロングライドに少し不安な様子を見せながらも、雲ひとつない青空の下、千葉をめざしていざペダルをこぎだしました。

追い風となる北風を期待していたものの、あいにく出発時点では無風。移り行く景色を楽しみながら走っているとあっさり埼玉県に到達します。順調な滑り出しかと思いきや、予期せぬパンクのアクシデントに見舞われる事態に。
予備のチューブを買うために自転車屋へ寄り道し、「何かしらあるね、トラブル……」と漏らしながらも、表情にはまだ余裕が感じられます。
工事迂回で20kmの下道走行と容赦なき向かい風の試練
続いてさらなる試練が待ち受けていました。自転車道が工事中で迂回を強いられ、20km近く下道を走る展開に。なかなか距離がかせげず徐々に焦りが見え始めます。工事区間が終わり川沿いに戻った地点で、ゴールまでは残り約150km。
関東平野ならではの、広く開けた空とどこまでも続く一本道。素晴らしいロケーションである一方、同じ景色があと100kmほど続くという事実に対し、TOMIさんも「孤独な闘いだ」と気合を入れ直します。

やがて日が暮れ始め、徐々に体力を奪われていくTOMIさん。ご飯休憩を挟みつつ、さらに走り続けます。道路には残雪も見られ、フル装備でも寒さが骨身に堪える時間帯へ突入。さらに容赦のない向かい風が吹き荒れ、精神力も削られていきます。カメラに向かって「もうやだー」と嘆くも、残された道のりは約100km。ロングライドの真の過酷さが牙を剥き始めます。
疲労のピークと感情の波に耐え抜き夜の銚子で手にした達成感
空には月が浮かび、辺りはすっかり夜の闇に包まれました。175kmほど走行した時点で突如「楽しいですね〜」とランナーズハイのような状態になるTOMIさん。「終わってほしくないような気持ち」と語りながらペダルを回すも、200kmを突破した瞬間に過酷な現実へと引き戻されます。疲労がピークに達し、「辛い」と弱音が止まりません。温かいコーヒーを飲み、必死に自分を鼓舞して何とか再出発。限界に挑む人間の激しい感情のアップダウンが、何ともリアルに映し出されています。

暗闇のなか「頑張ればいつか終わる」とひたすらこぎ続け、ついに目的地の銚子へ到着。真っ暗で周りの景色ははっきりと見えませんが、背後に停泊する漁船が確かに海辺であることを物語っています。限界を超える挑戦を終え、ようやく安堵の笑顔が戻りました。
動画の視聴者からは「サイクリング好きとして、ひたすらに尊敬」「やり遂げるのがすごい」「挑戦しているTOMIさんかっこいい」と絶賛の声が多数寄せられています。
利根川沿いの群馬県と埼玉県からは「利根川・江戸川サイクリングロードマップ」が発行されており、地図だけでなく沿道の見どころスポットもインターネット上で閲覧可能なので、マップを参考に自らの足で走り出すのも一興です。心身の限界を突破して得られる圧倒的な達成感と、250kmを走り抜いた男の熱いヒューマンドキュメンタリーを、ぜひ動画本編で目撃してください。
【出典】
『tom’s cycling』
https://www.youtube.com/@tomscycling

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