ソトラバ

夏の川遊びに潜む危険! 水辺の「毒ヘビ」や有毒魚など注意すべき生物と正しい対処法

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


夏の定番である川遊び。冷たく心地よい水で涼を感じられ、心身ともにリフレッシュできる人気のレジャーです。自然に触れ合える良い機会ですが、一方で豊かな自然には危険もつきもの。今回は、川遊びで注意すべき有毒生物や危険生物、その対処法をご紹介します。ぜひチェックして、安全に川遊びを楽しみましょう。

日本全土に生息し噛まれると重症化する恐れもあるマムシ

まず水辺に出没する有毒生物の代表格は「マムシ」です。ニホンマムシは北海道から九州まで、琉球列島を除く日本全土に生息しており、気温が高くなってくる5月頃から秋まで見られます。

体長45~60cmの小型のヘビで、胴が太くて尾は短く、頭が三角型のものが多いのが特徴です。個体差がありますが、背中に銭形の楕円形の模様があるのが見分けるポイントです。上あごに強い毒を持つ牙があり、かまれると強い痛み、腫れを引き起こし、重症化することも。まれに死亡例もあるので、注意が必要です。

マムシ

同じく注意すべき毒ヘビは「ヤマカガシ」です。本州、四国、九州に生息し、体長70~120cmほど。大人しい性格ですが、昼に活動するため遭遇率が高いと言われています。褐色の地肌に黒色のまだら模様が特徴で、黄色や赤色が混じる個体も。奥歯の毒腺のほか、くびから毒を出すこともあり、目に入る危険があります。

万が一噛まれた際の適切な行動と背びれに毒を持つ川魚

これらの毒ヘビに遭遇した際は、まず絶対に近づいたり触ったりせず、そっとその場から離れましょう。真正面を避けて、回りこむように退避します。万が一かまれたときは、あわてず安静にし、速やかに救急へ連絡してください。むやみに動くと心拍数があがり、毒が体内に回りやすくなるので、できるだけ早く病院に行き血清治療を受けることが重要です。

毒を持つ川魚にも要注意。宮城および秋田県以南の本州・四国・九州に生息する「アカザ」、主に西日本に棲む「ギギ」はともにナマズの一種で、いずれも有毒種です。背びれと尾びれに毒を持つので、捕獲時は細心の注意が必要です。毒はそれほど強くはありませんが、刺された場合は流水で患部をしっかり洗浄し、痛みが強い場合は病院を受診しましょう。

有毒性のナマズ「アカザ」

強い力で噛みつく恐れがあるスッポンや特定外来生物のカメ

毒は持たずとも、危険をもたらす生物も。スッポンやカミツキガメなどは、不用意に手を近づけると大ケガをする恐れがあります。とくにカミツキガメは名前の通り、かみつく力が非常に強く、動きも素早く、狂暴な性質です。「特定外来生物」に指定されており、見かけた場合は自治体や警察に連絡が必要です。その際、できれば逃げないように大きなバケツなどをかぶせて重しをすると良いでしょう。

カミツキガメ

自然の中で遊ぶからこそ、危険への備えも忘れずに。正しい知識を身につけて、夏ならではの川遊びを思う存分満喫してください。