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着火の手間やエイジングを楽しむ「オール真鍮製ファイヤーピストン」 火起こしの原理は1500年以上前

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焚き火の着火、いつもライター任せになっていませんか。ライターもマッチも使わず、自分の体重でシリンダー内の空気を圧縮して火種を生むオール真鍮製の着火器具「279 tsunaq” ファイヤーピストン」が誕生しました。準備の手間を楽しめて、使うごとに道具がエイジングしていくことに魅力を感じる人にとっては堪らない逸品。Makuakeで先行販売中の商品詳細を、早速見ていくことにしましょう。

燕三条の町工場と気密性を詰めた新ブランドの第一弾

手がけたのは株式会社ACT。同社が初めて立ち上げた自社ブランド「279 tsunaq”(つなぐ)」の第一弾で、Makuakeプロジェクト公開前の開始通知登録は1000人を突破し注目度の高さを感じさせています。

構造はピストンとシリンダーだけ。先端にチャークロス(布を炭化させたもの)を詰め、体重を乗せて一気に押し込むと、圧縮された空気の熱で火種が生まれます。1500年以上前から使われていたとされ、のちにディーゼルエンジンの着想のもとになったとされる原理です。

「279 tsunaq” ファイヤーピストン」の先端にできた火種

もっとも、押せば必ず点く道具ではありません。押す速さ、グリスの量、チャークロスの詰め方で結果は変わります。それも楽しみのひとつです。着火の要となる気密性は、新潟県燕三条の町工場と何度も検証を重ねて仕上げられました。開発の最初から使い手として加わったのは、YouTubeチャンネル「Oki,s BASE」。手間ごと味わうための一本、というわけです。

「279 tsunaq” ファイヤーピストン」は不便を楽しむ着火器具

片膝をついて体重を乗せる押し込みのコツと購入前の注意点

箱を開けて、すぐに火を点けられるわけではありません。完成品のチャークロスは付属せず、最初の仕事は火口づくりから。同梱のスターターキット(ブリキ缶・帆布10枚・麻の火口・シリコングリス)を使い、帆布を缶に入れて火にかけ、炭化させて仕上げます。缶の蓋に穴を開けるための千枚通しとハンマーは、あらかじめ用意しておきましょう。

「279 tsunaq” ファイヤーピストン」に同梱されるスターターキット。チャークロスを作るところから始まる

いざ着火となれば、問われるのは力と姿勢。目安は中学生くらいから押し込める強さで、立ったままでは体重が乗りません。片膝をついて低く構え、迷わず押し込むのがコツです。子どもが使う際は、必ず大人と一緒に。なお、火がつかないという理由だけでは製品不良として交換・返金の対象にならない点も、購入前に押さえておきたいところです。

「279 tsunaq” ファイヤーピストン」を着火させるには体重をかけて一気に押し込む必要がある

275gのボディに刻まれる経年変化と作り手の想い

本体はオール真鍮で、重量は275g。使うほどに色が深まり、使った時間がそのまま跡として残ります。ACTが検証に使った完成品は、約3カ月で色合いが変化。自分だけのファイヤーピストンとしてどんな色に育つかは、使い方や保管の環境次第だというところにも、物欲を刺激されます。

「279 tsunaq” ファイヤーピストン」は使用するごとに色が深まり味わいが出る

製造を担うのは国内の町工場3社。本体は新潟県三条市、桐箱は同県燕市、別注Dリングは埼玉県川口市で作られています。ブランドが掲げるのは「作り手の想いを、使い手へ。そして、次の世代へ。」という考え。代表取締役の長谷川庄太さんも、使った時間や想いが少しずつ刻まれていく道具になってほしいと語っています。

「279 tsunaq” ファイヤーピストン」は国内の町工場3社の力で作り上げられている

先行販売はMakuakeで11月28日22時まで。一般販売予定価格は標準セットが1万5800円、別注Dリング付きセットが1万8330円(いずれも税込・送料込)で、数量限定の割引枠もあります。お届けは2027年2月末予定(Dリング付きの一部は3月末)。

届いたら、まず帆布を炭にするところから。何度目かの挑戦で火種が生まれた瞬間、思わず声が出る。そんな時間を味わってみてはいかがでしょうか。

【製品仕様】
製品名:279 tsunaq” ファイヤーピストン
本体全長:137mm(別注Dリング込み163mm)
直径:18mm
重量:275g(別注Dリング込み285g)
素材:真鍮(OリングのみNBR)
構造:ピストンとシリンダー
付属品:桐箱、チャークロス自作用スターターキット(ブリキ缶・帆布10枚・麻の火口・シリコングリス)、予備Oリング、説明書
製造:本体・桐箱=新潟県燕三条の町工場/別注Dリング=埼玉県川口市の町工場

■Makuakeプロジェクトページ
https://www.makuake.com/project/279-firepiston/