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「ARC’TERYX ACADEMY」2027年1月に白馬で日本初開催!プロに学ぶバックカントリー

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


ゲレンデの脇に広がる、まだ誰も滑っていない斜面。いつかはバックカントリーへと思いながらも、何から学べばいいのか分からず、一歩を踏み出せずにいる。そんな迷いを抱える人に向けた学びの場が、日本で初めて開かれます。

アークテリクスの「ARC’TERYX ACADEMY」が、「『ARC’TERYX ACADEMY』Backcountry|Hakuba」として、2027年1月29日(金)から31日(日)までの3日間、長野県・白馬エリアの白馬乗鞍温泉スキー場とアルプスホテル白馬で開催されます。プロの山岳ガイドやアスリートとともに、雪山を安全に、自分の判断で楽しむための知識と技術を学べる場です。

カナダで19年続くアカデミーの成り立ちと課題意識

ARC’TERYX ACADEMYは19年前にアークテリクスの本国カナダで始まり、現在は世界各地で開かれているイベント。キーコンセプトは「学ぶ、つながる、実践する。」。2026年にカリフォルニアで開かれた回では、42のクリニックに約250名のゲストが参加しました。

日本開催について、アークテリクスは山でのリスクや事故の増加を課題に挙げ、正しい知識や判断力、適切な装備を身につける重要性が高まっているとしています。

ARC’TERYX ACADEMYでは山のリスクや事故を抑制する正しい知識や装備を学ぶ

上級からミニ体験会まで全18クリニックと参加の条件

用意されるクリニックは全18。入門から初級、中級、上級までレベルが分かれ、スキーやスノーボードのほか、スプリットボードやテレマークのクリニックもあります。中級ではプロフリースキーヤーのクリス・ベンチェトラーと植木鹿一が実際のフィールドを滑りながら、何を見て、どこにラインを描くのかを伝え、上級ではセルフレスキューやロープワークを扱います。女性向けの初級クリニックは3日間とも開催。アークテリクス公式サイトに掲載されている参加費は、クリニックにより1万1000円または1万6500円です。

国内からはプロスノーボーダーの布施忠やプロスキーヤーの星野洸我が協力。スペシャルゲストには、クリス・ベンチェトラーと、2021年に初開催されたNatural Selection Tourで優勝したプロスノーボーダーのロビン・ヴァン・ジーンを迎えます。

プロスノーボーダーのロビン・ヴァン・ジーン

注意したいのは、入門クリニックが雪山やスキー、スノーボードそのものの入門ではない点です。毎日開かれる「初めてのバックカントリー体験会」は、スキーとスプリットボードで90分、スノーシューで登るスノーボードで70分のミニクリニックで、参加費はそれぞれ3300円と2200円。ギアはレンタルでき、アバランチビーコンやプローブ、ショベルは主催者側が用意します。

ただし応募対象は、ゲレンデの中級以上のコースを自信を持って安全に滑走できる人で、事前のアバランチレスキュー講習の受講か、同等の経験が必要です。講習は会場のBeacon Parkでも受けられますが、その場合は朝一番早いクリニックには参加できません。クリニックの申し込みは18歳以上が対象。ゲレンデの中級コースなら不安なく滑れるものの、バックカントリーは未経験という人に向けた入口といえます。

雪崩安全セミナーや映像上映など会場の楽しみと申込方法

会場には特設テント「ベースキャンプ」をはじめ、期間限定のストアやギアレンタル、フードやドリンクが展開されます。Beacon Parkではビーコンの基本操作から捜索を想定したトレーニングまでを学べ、雪に埋めたビーコンを探す「ビーコン宝探し」は誰でも参加可能。1月30日(土)には、白馬山域で実際に起きた事例を交えて雪崩の危険を解説する「雪崩安全セミナー」(定員50名)も行われます。

フィルム上映とトークセッションでは、クリス・ベンチェトラーの映像作品をライブ演奏とともに上映するプログラムや、布施忠の活動30周年記念ドキュメンタリーの上映とトークなどが並び、特設サイトで11月2日から予約を受け付ける予定です。

布施忠

クリニックの申し込みは特設サイトから。申込期間は2027年1月22日(金)までで、先着順のため定員に達したクリニックから締め切られます。キャンセルが出た枠も、再び先着順の対象です。クリニックへの参加はまだハードルが高いと感じる人も、Beacon Parkや雪崩安全セミナーで雪山の安全に触れる機会があります。

「登って、切り替えて、滑る」。入門の体験会で学ぶバックカントリーの基本動作でさえ、事前のアバランチレスキュー講習とセットで考えられている点に、このイベントの姿勢が表れています。斜面に向かう前に、まず備えと判断を学ぶ。白馬で開かれる3日間は、バックカントリーへの一歩を考えている人にとって、その順番を実際に体験できる機会になりそうです。

■「ARC’TERYX ACADEMY」Backcountry|Hakuba 特設サイト
https://academy.arcteryx.jp/hakuba/